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NEWS & TOPICS:最新情報

REVALUE NIPPON PROJECT CHARITY GALA 2014 with GUCCI 開催レポート

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一般財団法人TAKE ACTION FOUNDATIONは、2014年7月19日(土) グランド ハイアット 福岡にて"REVALUE NIPPON PROJECT CHARITY GALA 2014 with GUCCI"を開催いたしました。

日本の伝統文化・工芸の発展を目的に、2009年よりスタートした「REVALUE NIPPON PROJECT」のために開催されるこのGALAは、同プロジェクトによって制作された作品披露、オークションなどを行います。

今年の作品テーマは『型紙』。プロジェクトの主旨にご賛同いただいた喜多俊之さん(プロダクトデザイナー)、白洲信哉さん(月刊「目の眼」編集長)、高橋明也さん(三菱一号館美術館 館長)、長谷川祐子さん(東京都現代美術館 チーフキュレーター)のアドバイザリーメンバーを始め、総勢19名、全5チームが、「型紙」の魅力・可能性をさまざまに引き出し制作した作品がこのGALAで初お披露目となりました。
中田がプロデュースした甲州印伝の箱をはじめ、モアレを再現した手染めのコート、型紙そのものを素材とした温かな光がこぼれる照明、型紙を育んだ土地・職人の思いが詰まったBOX、動く型紙をカタチにした自転車といった型紙の活用の幅広いバリエーションを感じさせる作品が並びました。

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このREVALUE NIPPON PROJECTの今年のテーマに合わせて、型紙の魅力・可能性を伝えるべく、GALA当日は、会場演出にも型紙を使った演出を採用、各チームが使用した型紙デザインを染色したタペストリーや、型紙を使った染色作品が有名な人間国宝の染色家・芹沢銈介氏作品を展示しました。又、毎年ドレスコードも楽しみのひとつとなっているこのGALA。男性はタキシードにカラーアスコットタイ、女性はカラードレスという色鮮やかな装いで会場が華やぎました。

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職人技をリスペクトするREVALUE NIPPON PROJECTに共鳴、パートナーとなったGUCCIにより、会場内のブースには、最新コレクション「Diamante」の数々のバッグを展示。伊勢型紙を使用して染める甲州印伝の技術を取り入れ、日本とイタリアの技のコラボレーションで制作された特別なバンブーバッグなどを展示し、注目を集めていました。又、本国よりPRESIDENT AND CHIEF EXECUTIVE OFFICER OF GUCCIのパトリツィオ・ディマルコ氏がこのGALAのために来日し、REVALUE NIPPON PROJECTの活動や日本の"ものづくり"の素晴らしさについてお話しくださいました。

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作品をご観賞頂いた後、伝統的な書の技術と前衛的な精神による独自のスタイルを築いている書道家・柿沼康二さんによるパフォーマンスでディナーパーティの幕が開きました。

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お食事は、京都の野草一味庵「美山荘」中東久人氏とグランド ハイアット 福岡とがこの日のためだけにご用意をした、開催地"福岡"らしさにこだわりぬいた食材とメニューを提供。テーブルにも福岡の自然を表現し、中東シェフが福岡の食材で考案した特別な摘草料理をお楽しみいただきました。お食事とともにワインや全国選りすぐりの日本酒の数々と合せてお楽しみ頂いた後は、Apple30周年記念の特設ウェブサイトで、全世界のクリエイターを代表する30人のうち、日本人として唯2人選ばれたピアニスト・高木正勝と映像演出家・ライゾマティクスによるこの日限りのスペシャルコラボレーションを堪能頂きました。幻想的な世界に会場は息を呑む静けさと感動に包まれました。

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その後は、いよいよオークション。本年も、世界的なオークションハウス、クリスティーズの協力により、ロンドンからオークショニアが駆けつけました。REVALUE NIPPON PROJECTで誕生した作品と、この日のために特別に用意されたGUCCIによる世界に一つしかないバンブーバッグなど合計10品が出品され、落札合計金額は合計金額2,345万円となりました。落札されたオークション品の売り上げは、次回以降の「REVALUE NIPPON PROJECT」の活動費として、伝統文化の魅力をより多くの人に伝え、今後もプロジェクトを継続していきます。

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今回のREVALUE NIPPON PROJECT、GALAも多くの方に出会い、ご協力を頂き、これまでの出会いと新しい出会いが繋がり、新たな道が開ける瞬間が多くありました。
中田は、「どんなに社会が発展しても、結局大事なのは"人のつながり"。伝統文化はその"人のつながり"が最も重要です。このプロジェクトをきっかけに、つながりの輪が大きく広がっていくことを願います」と、今回のプロジェクトを振り返るとともに、次回のプロジェクトへの抱負を語り、会を締めくくりました。

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2014年8月 7日