前のページに戻る
協賛企業・団体の取り組み
Feature
  • TAKE ACTION in THAILAND
  • 「イナズマイレブン3」との協同プロジェクト
  • エステティックで始める社会貢献
  • TAKE ACTION in 甲府における活動収支報告

NEWS & TOPICS:最新情報

TAKE ACTION in 宮崎 1万3121人の観客が熱狂! 試合は2-2で引き分け!

2011年1月10日(祝・月)、一般財団法人TAKE ACTION FOUNDATION代表理事の中田英寿が率いる「TAKE ACTION F.C.」と宮崎県社会人チーム「Honda Lock SC」が、宮崎県の口蹄疫復興イベントの一環としてサッカーチャリティマッチ「TAKE ACTION in 宮崎」を開催いたしました。

本イベントは、宮崎県が口蹄疫被害からの復興事業の一環として、観光産業をはじめとする本県産業の復興支援を図るとともに、口蹄疫復興に取り組む本県の元気な姿を全国に発信するため、過去にサッカーイベントで実績のあるTAKE ACTIONに打診をし、実施する運びとなりました。本イベントの収益は、口蹄疫復興のため寄附及び地元サッカー少年団へのボール配布・購入事業に充てられる予定です。
またこの試合には口蹄疫で家畜を失われた被害農家を対象に観戦者を募集し、約300人を招待しました。

会場には、宮崎県内外から13,210の多くの観客が訪れ、会場はほぼ満員。試合は、前半4分に北澤選手が先制点を奪取。その後、TAKE ACTION F.Cは猛攻を続けますが、 Honda Lock SCに一瞬の隙をつかれ、前半36分に麻生選手の得点で1-1の同点に。前半は1-1の同点で折り返し。

tamiyazaki_0110_2.jpg後半からは中田英寿選手、そして三浦知良選手が出場。後半に入り、68分に「Honda Lock SC」の釘崎選手がゴールを決め1-2となり、TAKE ACTION F.Cが逆転されると、その後、後半72分に、中田英寿選手がボレーシュートを決め、2-2の同点となり、両チームとも一歩も引かない攻防が続きましたが、2-2の同点で試合が終了。両チームのシーソーゲームは会場を大いにわかし、来場者の投票で決定するMVPには三浦知良選手が選ばれました。

tamiyazaki_0110_3.jpg今回の試合には高校サッカー選手権大会に出場した地元宮崎の日章学園からも3名の選手がTAKE ACTION F.Cのメンバーとして参加。出場した高校生に中田は、「非常にいいプレーをしてくれ、僕たちもたすかった。」とコメント。
試合を終えた選手たちは、久しぶりの仲間とのプレーで笑顔を見せるも、結果には満足していないようでした。

また、平野孝選手はこのTAKE ACTION in 宮崎をもって引退を表明。試合後のセレモニーでは花束が贈呈され、選手から胴上げの祝福、そして観客からは大きな拍手を受けました。

試合には、東国原宮崎県知事もかけつけ、「素晴らしい試合に感動しました。口蹄疫で苦労をしたが、今日の試合で選手たちから勇気・元気・活力を与えていただきました。感謝したい」と伝え、TAKE ACTION FCとHonda Lock SCを讃えました。


tamiyazaki_0110_4.jpg
試合後のインタビュー

<平野孝選手>

今回参加が出来て本当に良かった。宮崎県のスポーツの盛り上げになれば、本当に嬉しい。宮崎県の元気な姿を全国に発信していきたい。現役最後の試合として、今回のような世界を目指す仲間と共にプレーが出来て、幸せです。


<三浦知良選手>

Q1:迫力あるプレーでしたが、どうでしたか。
この時期は、選手はベストのコンディションではないのですが、これだけの選手が集まり、これだけのサポーターの皆さまの前でプレーができたことに感謝しています。

Q2:宮崎県で開催ということで、どのような思い。
口蹄疫の当時の被害のビデオを見たり、また直接被害に合った学生たちの生の声を聞いて、実際に来ないと分からなかったことがたくさんあったので非常に私たち選手も勉強になりました。
このように、国内全体で協力し合い、また私たちもこのような形で協力ができたことに  誇りに思い、大変嬉しく思います。


Q3:MVP賞を受賞した感想。
正直、びっくりしました。自分がまさか賞をいただけると思わなかったので、サポーターの皆様に感謝しております。

Q4:中田との久々のプレー、どうでしたか。
昔から一緒にプレーしてきたし、分かり合えるプレーヤーなので、非常に楽しかったです。

Q5:三浦選手にボールがパスされる度に、観客からの声援、どう思いましたか。
これだけスタジアムに来てくれ、自分のプレーを見て応援していただいたことはとても嬉しいです。また、皆様から勇気をいただいた。前向きな気持ちになったし、また頑張ろうという気持になりました。


<中田英寿>
Q1:ゴールの瞬間はどんなお気持ちでしたか?
逆転したかったし、もう少し観客を沸かせられるようなプレーが出来ればよかったと思う。今度やるときはみんなで合宿をしたい。次に向けてのいい課題が見えてよかったと思う。

Q2:今回のチームはいかがでしたか?
U-17やオリンピック、日本代表で共にプレーしていた選手も数多くいたので、10年前や15年前に戻ったような気分。今後も色々考えていきたいと思う。

Q3:宮崎についてはいかがですか?
今回の試合は、口蹄疫の問題もあり、何よりも県民や宮崎県に対して、一歩踏み出せるようなきっかけのようなイベントなので、今後にも期待したいと思います。僕たちのやれることは少ないですが、宮崎県のファンになれたことが大事だと思います。今後も良いものを作り続け、宮崎県ファンを全国に増やしてほしい。

Q4:今回、出場した日章学園の高校生に関して    
今回、次世代を担う高校生と関わりを持つことで、地元の方々も応援してくれる。全国でもいい成績を残しているので、今日の試合もいいプレーをしていた。こちらが助かった。この経験を伝えていってほしいと思う。

Q5:三浦知良選手と一緒にプレーしてみていかがでしたか?
カズさんと僕的には、40分は短かったです。しかし、一緒に時間を過ごせてよかった。43歳とは思えないプレーで、今後の日本のサッカー界には必要な人だと思う。


2011年1月10日