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TAKE ACTIONによるケニア共和国での学校給食10万食配布プロジェクト終了報告

一般財団法人TAKE ACTION FOUNDATIONは、株式会社東芝様のご協力のもと、2009年6月に実施した「+1 クリックアクション」による収益金を、長期化する干ばつに苦しむケニア共和国の子どもたちへ学校給食を届けるプロジェクトに活用いたしました。

この株式会社東芝による「+1 クリックアクション」は、1クリックにつき1食の給食を届けるというもので、同年12月に認定NPO法人国連WFP協会を通じてWFP国連世界食糧計画(WFP)に寄付。これにより、食糧不安を抱える乾燥地帯や半乾燥地帯、およびナイロビ都市部のスラムに所在する幼稚園や小学校の子どもたち10万人にカップ1杯の温かい給食を届けることができました。


WFP国連世界食糧計画(WFP)による学校給食プログラムについて
ケニアでは、長期化する干ばつ、食糧価格高騰の影響などにより、飢餓状況がさらに深刻化しています。

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©WFP/ Peter Smerdon 干ばつの犠牲となった動物(サンブル国立保護区)

食糧価格の高騰に追い打ちをかけるように、ケニアでは雨不足が続き、作物の収穫に大きな影響が出ています。国内の生産量が減少したことによって、2009年9月のトウモロコシの価格は通常に比べて100%以上も上昇しました。長期にわたる食糧難にあえぐ人々は、生き延びるために家畜を手放したり、子どもたちを学校へ送らずに働かせざるを得ない状況に追い込まれています。

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©WFP/ Peter Smerdon WFPが給食の配膳に用いている赤いカップ

こうした厳しい状況を受け、WFPは毎年平均65万人の子どもに栄養たっぷりの学校給食を提供することを目指しています。
とうもろこしと大豆の粉末に微量栄養素(ビタミンAや鉄など)が添加されたお粥状のこの給食は、ナイロビのスラムに暮らす大半の人々が口に出来る日々の食事と比べると、栄養価がずっと高くなっています。また、給食を受け取った子どもたちの中には、これが1日の唯一の食事となった子が大勢います。さらに、わずか 1杯のこの給食でさえも、家で待つ小さな弟や妹のために、残して持って帰った子どももいます。

WFPはこのプログラムの実施を通じて、給食を提供する学校における出席率の安定、就学率および修了率の向上に加えて、ケニア政府による学校給食プログラム
の管理能力の向上を目指しています。

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©WFP/ Riccardo Gangale   ©WFP/Guillaume Bonn
1杯の給食が子どもたちの希望の源 - 子どもたちは給食を楽しみに学校に通っています。

現在ケニアを襲っている干ばつは、2000年の干ばつ以来最悪となる被害をもたらしています。厳しい環境のもとに暮らす子どもたちが、せめて学校で1杯の給食を食べられるように、WFPは継続した支援を行っています。

WFPや「学校給食プログラム」の詳細は、WFP 国連世界食糧計画のウェブサイトをご覧ください。









2010年3月31日